本山佐一郎は、株式会社夢テクノロジーにおいて代表取締役社長として勤め、現在は取締役として活動を続けています。株式会社夢テクノロジーは、IT業界におけるエンジニア派遣を行っている会社です。IT関連の知識が豊富で技術力も高く、JASDAQ上場企業でもあります。
本山佐一郎は、どのようにして会社を支えていったのでしょうか。そこで、まずは本山佐一郎の経歴や株式会社夢テクノロジーについてご紹介していきます。
本山佐一郎は株式会社夢テクノロジーの前代表
1949年3月28日に新潟県で生まれた本山佐一郎は、明治大学を卒業後、1972年に三菱UFJモルガンスタンレー証券株式会社(当時国際証券株式会社)に入社しています。その後1987年から3年に渡るコクサイヨーロッパ出向を経験しており、活動や実績が認められます。コクサイヨーロッパ出向を経て努力が認められた彼は、実業家としての能力が見出され昇格していきました。最初に昇格したのは1990年のことで、北九州支店長に任命されます。2年後には第2事業法人部長、翌年には京都支店長というように、早いスピードで昇格しています。
- 1998年:執行役員総務部兼人事部長
- 2000年:執行役員名古屋・大阪事業法人資金運用担当兼事業法人資金運用部長
- 2002年:執行役員中日本エリア担当兼名古屋支社長
- 2003年:常務執行役員人事部・総務部担当
- 2006年:MUSファシリティーサービス株式会社代表取締役社長・2013年株式会社夢テクノロジー社外取締役
- 2015年株式会社夢テクノロジー代表取締役社長
上記の経歴からも分かる通り、本山佐一郎が株式会社夢テクノロジーに携わったのは2013年からであり、代表取締役社長就任は2015年となっています。そのため本山佐一郎が自ら株式会社夢テクノロジーを立ち上げた訳ではありません。
しかし、実業家としての能力の高さやそれまで積み上げてきた実績が認められたからこそ、代表取締役に就任されたのではないでしょうか。証券会社で培った経験は、IT関連の知識や技術が必要な株式会社夢テクノロジーにも活かされています。また、事業を統括した経験を持つ彼だからこそ、より良いエンジニア派遣ができたのではないかと考えられます。
株式会社夢テクノロジーとは?
株式会社夢テクノロジーは、1989年に設立されました。エンジニア派遣を提供するアウトソーシング事業を展開しているのが特徴で、機械・電気電子・組み込み、制御・化学・IT分野など分野は多岐に渡ります。この他、受託請負サービスとしてITソリューションや製品開発などの領域のサポートも行っています。製造業やIT業界に特化したアウトソーシングサービス・受託請負サービスを提供することで、専門知識と経験、技術力の高さを実感してもらおうと考えているのではないでしょうか。
株式会社夢テクノロジーの経営理念には、多くの技術者を生み出すこと・高い技術を提供すること・豊かな社会に貢献することが掲げられています。近年は、アウトソーシング事業を展開している企業は少なくないでしょう。しかし、株式会社夢テクノロジーは設立当初からアウトソーシング事業を手掛けているため、業界を牽引してきた会社であると言えます。
エンジニアの数は年々増加しており、2年間で500人以上増加していることが特徴です。製造業やIT業界に特化しているため、エンジニアは男性が多いのではないかと考える方も多いですが、株式会社夢テクノロジーでは、女性エンジニアも多く所属しています。全体比を見ると男性の方が多いですが、女性エンジニアも4割弱所属しており、外国籍の方も少なくありません。
また、年代は20代が最も多く次いで30代が中心となっています。近年は、若年層や女性の活躍や外国人の働き手が重要視されるようになってきました。そんな中で、株式会社夢テクノロジーは若手や女性・外国籍のエンジニアを多く取り込んで活躍させていこうと取り組んでいます。
これまで、エンジニア派遣を担う企業では一般的な事務員をはじめとするサポート部門がなく、研究開発や保守・補助・などに限られていました。しかし、夢テクノロジーでは研究開発補助に関わる部門だけでなく、サポート部門の領域まで派遣しています。未経験であっても可能な業務スタッフが多いからこそ、若手や女性でも安心して取り組めるのです。
未経験の方でも、徐々に経験を積んでいけばキャリアアップして研究開発に携わることも少なくありません。長期的な視点で派遣を行っているというのは、企業にとっても戦力となる人材が増えメリットになるでしょう。
本山佐一郎は、IT需要拡大・長期的な積極採用・人材育成の強化を経営計画に掲げ、長年活動を続けてきました。現在は代表取締役社長から退いていますが、彼が手掛けた取り組みや戦略が会社にとっても社会にとっても大きく貢献したに違いありません。
まとめ
本山佐一郎の経歴や株式会社夢テクノロジーについて見てきましたがいかがでしたか。起業の経験はないものの、事業の統括や代表取締役社長を経験してきた本山佐一郎は、株式会社夢テクノロジーにおいても高い能力を発揮してきました。製造業界やIT業界では、専門的な知識と技術が必要です。株式会社夢テクノロジーは、知識を豊富に持ち技術力の高いエンジニアが多数所属している成長性の高い会社と言えるでしょう。