天野宏氏は、銅線、廃電線、木製ドラム、非鉄金属等のリサイクルを行っている「株式会社天野産業」の社長を務めている人物です。
まだ市場では珍しいリサイクル業のパイオニアとして「持続可能な社会」の実現に注力するとともに、「住みやすく子供たちに誇れる環境を作り、人のために歩み続ける」という企業理念を掲げる天野産業。
今回は天野宏氏の経歴や人柄や、リサイクル業を行う株式会社天野産業の事業内容、今後の展望などについて紹介していきます。
Contents
天野宏氏のプロフィールや経歴を紹介
まずは、天野宏氏のプロフィールを紹介します。
【天野宏氏のプロフィール】
名前 | 天野宏 |
---|---|
生年月日 | 1955年3月13日 |
出身 | 東京都調布市 |
職業 | 株式会社天野産業 代表取締役社長 |
天野宏氏は、1955年3月に東京都調布市で生まれました。
2022年に前社長の後を継ぎ、株式会社天野産業の代表取締役社長に就任。前社長が大きく改革を行った天野産業の良さを引き継ぎつつも、これからの時代を見据えた新たな成長へと企業や従業員たちを牽引しています。
前社長が注力していた社内の環境改善を引き続き行っていくのはもちろん、リサイクル業界のパイオニアとして、北海道支社の新工場稼働など既存事業の展開範囲を拡げています。
社員紹介ページに掲載されている社長の紹介メッセージでは「いつもご苦労様です。お客様に感謝の気持ちを忘れずに誠意を持って進んでいきます。」という言葉を残していることから、天野宏氏は取引先の企業だけではなく、自社の社員にも感謝を忘れず、心を配る人柄であることが伺えます。
近年はM&Aにも積極的な展開をみせており、さらなる天野宏氏による天野産業の発展が期待されています。
天野宏氏が社長を務める株式会社天野産業のこれから
株式会社天野産業は、千葉県山武市に本社を置く企業です。不要になった有価資源の回収を行い、補修や再加工などを行ったあと資源として再出荷しています。企業の基本情報は以下のとおりです。
会社名 | 株式会社天野産業 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 天野宏 |
設立 | 平成14年 |
所在地 | 〒289-1222 千葉県山武市板中新田192-8 |
従業員数 | 175名(2024年4月現在) |
天野産業が回収・リサイクルしている資源の品目は銅線や銅、非金属、キュービクル・トランス類、木製ドラム、電気機器類など多岐にわたり、回収と運搬・加工・出荷まで全ての工程を一貫体制で行っている点も特徴のひとつといえます。
また、本社のある千葉県を筆頭に日本全国に支社があり、地域雇用に力を入れている点も天野産業と天野宏氏を知るポイントのひとつと言えるでしょう。
さらに天野産業は2023年、千葉県が創設した『ちばSDGsパートナー登録制度』に申請し、パートナーとして認められています。
以下では、株式会社が取り組み続けているSDGsの具体的な取り組みについて紹介していきます。
「一流のスタッフがいてこそ一流の会社」社内環境を大幅整備
株式会社天野産業は、「一流の会社は、一流のスタッフがいて初めて成り立つ」という考えのもと、「仕事へのやりがい」「社員の待遇改善」「努力がしっかり評価される」など、社員の働きやすさをとても重要視している企業です。
福利厚生や制度としてOJT研修や資格取得支援制度、社員寮の充実、シルバー雇用制度などがあり、学校を卒業したばかりの若者から、人生経験を積んだシルバー世代まで全ての社員が満足して働ける環境整備を行っています。
もちろん、女性の働きやすさもよく考えられており、事務職だけではなく営業職やドライバーとして活躍する女性社員もいます。産休・育休制度を活用し、女性も長く働ける企業となっています。
工場作業では、全従業員が「安全はすべてにおいて優先する」をテーマに安全な作業環境の確保に取り組んでおり、定期的な安全パトロールの実施や防災訓練、台風対策なども欠かしません。
住み続けられるまちづくりを支援
株式会社天野産業では、本社と全ての支社において、定期的に近隣区域のクリーン活動を行っています。地域通学路安全対策として、近隣のガードレール未整備箇所へガードレールを設置した前例もあります。
その他にも、地域雇用の推進や被災地への地域復興支援金の寄付などを行い、日本赤十字社や厚生労働大臣から表彰されています。
東日本大震災や令和元年度に起きた台風20号による災害時には、天野産業が社長とともにボランティアで参加した有志のスタッフを派遣し、現地での支援活動を行いました。
自社の従業員だけではなく地域の安全支援にも力を入れている企業であり、また、働く従業員も地域のことを大切に考えている企業だと言えます。
まとめ
天野宏氏が社長を務める株式会社天野産業は、リサイクル業のパイオニアとして長く社会に貢献してきた企業です。
私たちの生活に必要な資源のほとんどは「限りあるもの」。だからこそ、それらの資源をできるだけ長く大切に使っていけるように尽力するリサイクル業は、これからの未来に絶対なくてはならない企業です。
取引先や自社の従業員だけではなく地域住民にも貢献していこうと活動している点も、天野産業が長く業界で活躍できている秘訣のひとつなのかもしれません。
今後も、天野宏氏と株式会社天野産業の事業展開が楽しみです。