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辻田泰徳の経歴は?起業した経緯や事業内容とは

辻田泰徳は、芙蓉総合リース株式会社の代表取締役社長を務める人物です。大手銀行の傘下に参画している芙蓉総合リース株式会社は、総合リース事業を手掛けている最大手で、今でも成長を続けています。

そんな芙蓉総合リース株式会社を辻田泰徳はどのような経緯で企業したのでしょうか。今回は、辻田泰徳の経歴や芙蓉総合リース株式会社の事業内容についてご紹介していきます。

芙蓉総合リース株式会社の主な事業内容について

芙蓉総合リース株式会社は、1969年5月1日に設立され、東証一部に上場する企業です。メガバンクのみずほフィナンシャルグループの傘下に入っており、他にもアクリーティブ株式会社や芙蓉オートリース株式会社など複数のグループ会社を持ちます。

主な事業はリース事業及び割賦販売業務で、他にも生命保険の募集業務、各種コンサルティング業務なども行っています。リースとは、企業が求めている機器設備を購入し、それを企業へ長期的に貸し出すサービスです。契約期間中は賃貸料を受けることができ、所有者はリース会社なので契約期間が終了すると機器設備は返還されます。基本的に機器設備の購入や管理、税・保険などの手続きはリース会社が行いますが、賃貸中のものは借りたユーザーが保守・修繕を負担することが基本です。

芙蓉総合リース株式会社では、事務用、情報関連、産業用、工作用、商業用、医療用、船舶・飛行機・車両の運送用、建築土木用、不動産と幅広い機器設備のリースに対応しています。設備投資や事務効率化といった企業が抱える課題解決と目標の実現に貢献したい思いから総合的なリース事業を手掛けており、これまでにたくさんの企業にサービスを提供してきました。

辻田泰徳の経歴と起業の経緯

芙蓉総合リース株式会社の歴史は古く、みずほ銀行(旧富士銀行)を含む芙蓉グループ6社が株主となり、東京に設立されました。現在の代表取締役社長である辻田泰徳は、1981年4月に株式会社富士銀行に入社しており、創業から後となるので企業には関わっていません。しかし、元々芙蓉総合リース株式会社は十分な経験を積んでいる銀行役員から執行役員などが選ばれているので、適正が評価されて辻田泰徳は代表の地位にまで上り詰められたと言えるでしょう。

辻田泰徳は長年みずほフィナンシャルグループに身を置いており、2013年から1年間はグループの代表取締役副社長を務め、2013年11月から2015年3月までみずほ銀行の取締役副頭取を務めていました。2014年6月から翌年3月までみずほフィナンシャルグループの取締役兼執行役副社長を経験し、2015年5月に同グループ取締役を退任しています。取締役や執行役員の経験を積み、2015年5月から芙蓉総合リース株式会社の副社長執行役員に就きました。

副社長執行役員とは、執行役員の中では2番目に高い地位です。取締役会により選ばれ、業務の執行を担う重要なポジションになります。辻田泰徳は副社長執行役員に就いてから約1ヶ月で代表取締役副社長に任命されます。代表取締役副社長は取締役の中から選ばれるポジションで、会社経営の代表権を持つ1人になります。銀行や取引先との意思決定や交渉、契約締結などは代表権を持つ人しか行えず、まさに芙蓉総合リース株式会社の経営に影響を与えるポジションを担ったのです。

そして、2016年から現職の代表取締役社長になりました。辻田泰徳のインタビュー記事によれば、学生時代の彼は経営者に値する能力を有していなかったと評価しますが、銀行業を通じて人々や企業の悩みに真摯に対応しているうちに、経営のノウハウも培われていきました。みずほフィナンシャルグループに在籍していた時の経験を活かし、今も芙蓉総合リース株式会社の発展や社会貢献に力を入れています。

芙蓉総合リース株式会社が成長し続ける理由

芙蓉総合リース株式会社は2004年12月から東証一部に上場しており、十分な実績を持つ社会的信用の高い会社です。現在でも成長を続けている背景には、辻田泰徳のビジョンや考え方にあると言えます。リース業においては幅広い機器設備の提供を行っており、多様な企業のサポートを行うことが可能です。また、働く従業員の多様性も大切にしています。

みずほフィナンシャルグループ時代も多様性のある人材獲得に力を入れており、今でも性別や年齢に関係なく働ける環境・体制を築いています。例えば、女性の活躍推進に伴い、休日出勤を選択できる制度を導入していました。これは土曜か日曜の半日に出勤し、平日の半日を休みにできる制度で、男女関係なく育児や介護の悩みを持つ社員が働きやすい環境にするために導入されています。

また、職種の中には女性の方が向いているものも多いと考え、経営にも多様性をもたらす狙いとして女性管理職も増やす努力もしています。ただし、性別で差を付けないために、昇進は男女問わず実力次第としています。辻田泰徳は多様化が成長力になると考えており、事業面だけではなく、人材面でも多様性を重視して色々と工夫を凝らしていました。

まとめ

辻田泰徳は芙蓉総合リース株式会社の創業者ではありませんが、長年続く会社を牽引している人物です。今までの経験を基に、事業と人材の多様化を大切にし、成長力につなげてきました。これからも企業や社会のため、そして従業員の働きやすさも大事にしつつ、さらなる発展を目指して経営していくことでしょう。

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