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安野モヨコの経歴は?代表作のあの漫画やデビュー30周年を迎えた現在の活動などを紹介!

安野モヨコの経歴は?代表作のあの漫画やデビュー30周年を迎えた現在の活動などを紹介!

安野モヨコは、今から20年以上前から注目を集める漫画家です。1998年に稲森いずみ主演で「ハッピー・マニア」がドラマ化され、女子高生を中心とした若い女性から大きな評価を得ました。

その後も安野モヨコの描く女性像、ファッション、メイクなどは注目され、エッセイなども人気です。

ここでは、安野モヨコの経歴や代表作、デビュー30週年を迎えた現在についてもご紹介します。

安野モヨコとは

安野モヨコは、1971年3月26日生まれの漫画家です。

高校在学中に「まったくイカしたやつらだぜ!」(別冊少女フレンド増刊「Juliet」)でデビューし、2作目となる「ハッピー・マニア」で人気が高まり、ドラマ化されました。

現在は漫画を原作としてドラマ化される作品が多くありますが、当時は現在ほどなかったことからいかにこの作品の人気が高かったかがわかります。

その後、月間女性美容雑誌の「VOCE」で「美人画報」を連載し、安野モヨコの描く女性の美しさに憧れる人も多くいました。2005年には「なかよし」で「シュガシュガルーン」を連載し、第29回講談社漫画大賞を受賞しています。

翌年2006年には「モーニング」で連載していた「働きマン」がアニメ化、2007年には「イブニング」で連載されていた「さくらん」が映画化されます。「さくらん」は蜷川実花監督による実写化で、美しさと妖艶な花魁の姿が大きなインパクトとなりました。

2008年には体調不良により「オチビサン」以外の連載を休業していましたが、2013年から徐々に復帰し、2017年には「ハッピー・マニア」の続編を連載しています。

2020年にデビュー30周年を迎えた安野モヨコは、2021年に「大正ロマン百貨店DX」のイベント公式アンバサダーに就任するなど、徐々に活動の範囲を広げてきました。

ちなみに、「安野モヨコ」というペンネームは敬愛する絵本作家である「安野光雅」と夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』のヒロインである「呉モヨコ」が由来だそうです。

安野モヨコの功績

安野モヨコの描く女性像を憧れる方も多く、美しくも女性らしさのある画力が高く評価されています。

そんな安野モヨコの功績についてみていきましょう。

原作の映像化

1998年 「ハッピー・マニア」フジテレビ系でドラマ化
1998年 「ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド」テレビ東京系でドラマ化
2005年 「シュガシュガルーン」テレビ東京系でアニメ化
2007年 「さくらん」蜷川実花監督、土屋アンナ主演で映画化。
2006年 「働きマン」フジテレビ系でアニメ化、2007年に日本テレビ系でドラマ化
2014年 「監督不行届」テレビ東京系でアニメ化
2020年 「後ハッピー・マニア」このマンガがすごい!2021 オンナ編2位受賞
2023年 「オチビサン」NHK総合でアニメ化

安野モヨコは「ハッピー・マニア」をはじめ「さくらん」「働きマン」「オチビサン」など多数の代表作を残しています。

『なかよし』で連載し2005年にアニメ化された「シュガシュガルーン」は第29回講談社漫画賞児童部門受賞を受賞した作品でもあります。

エッセイや画集

1998年 「美人画報」累計129万部を記録
1999年 「ハッピー・マニア イラスト集」
2001年 「美人画報ハイパー」
2003年 「美人画報ワンダー」
2009年 「蔦と鸚鵡 安野モヨコ紙版画集」
2009年 「くいいじ」
2014年 「オチビサンのひみつのはらっぱ」
2023年 「還暦不行届」
2023年 「美人画報ベスト」(電子書籍限定)

安野モヨコは多数のエッセイや画集を出版していますが、2009年に発売された「蔦と鸚鵡 安野モヨコ紙版画集」はボリュームのある96ページの中に紙版画作品が50点(描きおろしも多数含む)掲載されています。

当時開催されていた展覧会の内容や制作風景、彼女が敬愛している安野光雄との対談やインタビューなど読み応えも抜群です。安野モヨコの世界観が好きな方にはぜひ目を通して欲しい一冊となっています。

その他の活動

2004年 映画「キューティーハニー」キャラクターデザイン
2016年 アニメ「3月のライオン」 第1シーズン第11話エンドカード
2021年 映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」キャラクターデザイン

自分が原作を手掛ける作品以外でも安野モヨコの仕事を垣間見ることができます。


上記のラフ案は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の際に安野モヨコが描いたデザイン資料です。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「キューティーハニー」どちらも彼女の夫である庵野秀明が監督を務めた作品となっています。

安野モヨコの代表作のひとつ「ハッピー・マニア」

作品それぞれに持ち味があり、女性ならではの視点と安野モヨコワールドが展開されるのが特徴ですが、代表作の中で最も有名な作品といえば「ハッピー・マニア」です。

「ハッピー・マニア」は1995年に連載開始された作品で、累計発行部数は330万部を記録しています。

「ハッピー・マニア」のあらすじは?

主人公の重田佳代子(シゲタ)は、理想の恋愛や相手を求めて常に突っ走っているものの、いつも失敗してしまいます。シゲタの友人である福永ヒロミは客観的にアドバイスしてくれるものの、いつも男を見る目がないシゲタは恋愛につまずいているのです。

それでも足を止めないシゲタの探す「シアワセ」を、当時同世代の女性は考えさせられたことでしょう。

「ハッピー・マニア」では、作品の内容だけでなく、ファッションやメイクに関しても女性から共感される部分が多く、この人気が「美人画報」にも繋がっています。

安野モヨコの現在について

体調不良を理由にしばらく活動を休んでいた安野モヨコは、現在どうしているのか気になる方もいるでしょう。安野モヨコは、これまでと同じペースとは言えないものの少しずつ連載を復帰させています。

2019年から「後ハッピーマニア」が連載となり、「ハッピー・マニア」の主人公シゲタの45歳のありのままを描いています。

また、当時の美容やファッションに興味のあった女性の間で人気だった「美人画報」シリーズが電子書籍で復活しました。

書き下ろしを加えた内容となっているので、今の安野モヨコを感じられるでしょう。

まとめ

安野モヨコは、漫画家として活躍している人物です。

描く女性は美しく、女性らしさもありながら人間味を感じられるため、共感できるのが特徴です。そして、彼女の作品は、読み終えた時に前向きに生きていく活力が漲ってくる作品ばかりです。

人気絶頂期に体調不良を理由に休載していましたが、現在は少しずつ連載も開始しています。
noteマガジン「ロンパースルームDX」も更新されていて、より安野モヨコの現状を把握できるので興味のある方はこちらもぜひ覗いてみてください。

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