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有元龍一の過去の経歴は?起業した経緯や事業内容とは

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日本工営株式会社は、国内の主要都市に支店や事務所があり、さらに海外の子会社を通じて海外事業まで手掛けているグローバルな建設コンサルタント会社です。創業の歴史は長く、現在の代表取締役社長を務めているのは有元龍一となります。

有元龍一は今までどのような経歴を歩み、日本工営株式会社の起業に至ったのでしょうか。今回は、日本工営株式会社の事業内容から有元龍一の経歴をご紹介していきます。

日本工営株式会社の事業内容について

日本工営株式会社は東京に本社を持つ、国内ではトップクラスを誇る建設コンサルタント会社です。戦後に創業され、当時はダム建設や水力発電事業、電発開発に関わる鉄道・船運事業などを行っていました。事業は戦前、朝鮮半島で行われていたダム建設を起源としており、中国と北朝鮮の境となる鴨緑江にある水豊ダムを建設したことで有名です。現在は河川やダム以外にも、道路や鉄道、港湾、空港、上下水道、電力などの設備計画や設計、保守、さらに橋梁やトンネルといった構造物の設計・保守、建設に関わる地盤・地質調査などを担っています。

また、環境の影響や生態系を調べる環境事業や、地すべり対策・減炎対策といった防災関連事業、情報関連事業も手掛けています。古くから海外とのつながりが強く、1950年代にはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)からの要請で朝鮮復興に協力しました。今は東南アジアをメインに多数の海外プロジェクトを実行しており、社会資本設備の仲買人として国内外で事業を展開しています。

有元龍一が企業した経緯や過去の経歴

日本工営株式会社は1946年6月に株式会社新興産業建設社という社名で創業されました。一方、1952年11月27日に誕生した有元龍一は、1977年に日本工営株式会社に入社しています。そのため、日本工営株式会社は有元龍一の手ではなく、初代社長となる久保田豊により創られた会社です。起業の経験はないものの、社内で様々なキャリアを積んで代表取締役社長の地位に立ちました。
2007年7月から経営管理本部の副本部長に就任しています。

経営管理本部とは、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を有効に使うために整備や運営を行う部で、部内では本部長に次ぐポジションです。1年後の2008年7月からは企画部長も兼任することになりました。2009年6月からは取締役執行役員と経営管理本部長兼企画部長に就任しています。2011年6月からは経営管理本部長と人事・総務部長を兼任し、人事の仕事にも従事していました。翌2012年6月は取締役常務執行役員、7月には人事部長に就任しています。そして、2014年9月から前社長が会長に就任し、経営や人事に関わってきた有元龍一に社長の地位が引き継がれました。

有元龍一は、時代の変化に合わせて提供するサービスや製品は多様化し、また複雑化しているものの、誠意を持って、培われた技術を武器に社会に貢献することを経営理念に掲げています。効率だけを重視した事業提案ではなく、自然環境の保護や既存施設を長く有効に使う社会の実現を願い、技術力の向上に力を入れています。

また、新興諸国が経済成長している背景から、グローバルカンパニーとして交通ネットワークやエネルギー資本の設備、復興支援プロジェクトなど、最新技術と長年の知識を組み合わせて手掛けています。安心で安全な社会基盤を作り、充実した生活空間づくりに価値を加えるサービスの提供で未来を開拓していくことをビジョンに、企業の成長を成し遂げるために経営に従事しているのです。

新しい市場を創成やグローバル戦略の推進

有元龍一は時代の変化に応じて、新しい取り組みや戦略も講じています。2019年4月には、新しいビジネスモデルを構築する目的として、国内では都市開発事業に参入することを発表しました。ITや環境技術が進歩している背景から、先端技術で電力を有効利用する仕組みが講じられたスマートシティの開発にも意欲的です。また、土木と建築を一体させたサービスパッケージを構築し、新しい市場の創生しようと考えています。

海外事業においても、大きな目標を掲げていました。子会社であるイギリスBDP社などと連携し、イギリス国内での事業維持と拡大を図る狙いがあります。同時にシンガポールのグループ内協業を通じて、アジア市場での事業拡大、カナダの建築会社クラドラングル社を子会社化し、英連邦諸国の市場参入に意欲的です。20年6月期は日本国内のコンサルタント事業を好調な状態に維持しつつ、業容の拡大で営業基盤の強化を行い、海外事業もより大きくしていく予定となっています。

まとめ

日本工営株式会社は古くから日本と海外の電力や構造物などのコンサルタントを担い、安全で安心な社会空間の創造を行ってきました。有元龍一は創業者ではないものの、2000年代から経営に関わり、現在は代表取締役社長として会社のさらなる成長と社会貢献のために経営戦略を講じています。より高度で新しい技術やサービスが求められる時代なので、有元龍一は新しい事業や市場を開拓しながら、日本工営株式会社をより大きくしていくことでしょう。