不動産

松﨑隆司の経歴は?起業した経緯や事業内容とは

株式会社サンセイランディックは東京都千代田区に本社を構える不動産会社です。東証一部に上場している企業であり、その現代表取締役を務めているのが松崎隆司氏になります。松崎隆司氏は、わずか10年で株式会社サンセイランディックの代表取締役となりましたが、どんな経歴の持ち主なのでしょうか。今回は、松崎隆司氏の経歴や株式会社サンセイランディックの事業内容についてご紹介していきます。

株式会社サンセイランディックとは

株式会社サンセイランディックは1976年2月に設立された不動産会社です。現在は松崎隆司氏が代表取締役を勤めていますが、創業者は小澤克己氏であり、前代表の退任により就任しました。元々地場不動産として事業を行っていましたが、1990年3月に日銀が総量規制を行ったことで、不動産は枯渇していきます。不安定な経済情勢の中、1991年に底地ビジネスを新規事業で立ち上げました。底地とは土地に借地権や地上権を与え、地主が第三者に貸し出して地代収入を獲得している土地のことです。

大手不動産会社も取り扱わないマイナーな市場でしたが、底地ビジネスに注力した結果、東証一部上場を果たすまでに成長を遂げました。ちなみに、現時点で底地ビジネスを扱う東証一部上場の不動産会社は株式会社サンセイランディックのみです。

事業内容は多岐にわたり、地主や家主に対しては権利関係の相談や老朽化している賃貸物件の買取、底地や賃貸物件の管理代行、不動産コンサルティングを手掛けています。また、不動産事業者や税理士、弁護士、金融機関のパートナーとなり、販売物件情報の紹介や底地や借地権の売却など専門的な相談も対応しています。

松崎隆司氏の経歴

松崎隆司氏は1970年に誕生し、1993年に中途採用で株式会社サンセイランディックに入社しました。当時は不動産業界の知識もノウハウも全くありませんでしたが、同社で経験を重ねていき、1996年には土地事業部の第二課課長に就任しています。

2000年に突入すると同課の部長へと昇格しました。翌年の2001年には営業第一部の部長の就任し、さらに2002年には営業本部長の地位に立ちました。出世のペースは速く、入社10年目となる2003年に代表取締役に就任しています。課長や部長は自分の課や部署のメンバーを育成や指示、業務の管理を行う立場であり、その経験や手腕が評価されて代表取締役に選ばれたのでしょう

松崎隆司氏はいつでも自分で目標を設定し、それを達成するためにひたすら努力を重ねたと言います。仕事に対して誠実でまっすぐな姿勢も代表の素質を持つと経営陣から見出されたようです。

松崎隆司氏の経営者としての手腕

株式会社サンセイランディックは創業40年以上経ちますが、現在も勢いのある成長を続けています。会社の成長は前代表の力もありますが、松崎隆司氏の経営者としてのカリスマ性も深く関わっていると言えるでしょう。株式会社サンセイランディックは誰もしないこと、実現が困難なことに取り組むことで大きな成長につながりました。松崎隆司氏が代表を就任した後も、その路線を変更することはありませんでした。

また、ワンストップでサービスを提供できるように、グループ企業を設立して仕入れに管理、建築まで請け負える組織作りの強化に徹しました。不動産は景気に左右されますが、株式会社サンセイランディックは景気に影響されず不動産の悩みの応えられる組織となったのです。

成長につながっている人材育成

松崎隆司氏は社員に不動産のプロになってほしいと願っており、人材育成にも力を入れています。
底地は一般的に価値の低い土地とされていますが、そのような土地の価値を創造することが株式会社サンセイランディックの役割です。特殊な事業であり、不動産の本質を見抜く目・交渉力・調整力・提案力が求められるため、高度な専門知識が問われると言えます。

また、不動産会社は大量採用しているのに離職率が高い傾向があります。松崎隆司氏はできるだけ長く働いて欲しいことから、組織に適した人数を採用し、じっくりと人材を育てて不動産のプロを輩出しているのです。戦力になるまでは時間が掛かるものの、一人ひとりが責任を持って仕事に挑む姿勢につながっており、それが会社の成長につながっています。

さらにワンマンな経営ではなく、社員と一緒に働き方を考えることも大事にしています。社員本人が積極的に成長できるように、それぞれのライフスタイルにマッチした働き方を尊重する姿勢でいるのです。女性の社会進出にも前向きで、出産後も継続して働けるように産休や育休の取得の声掛けもしています。

まとめ

わずか10年で代表取締役になった松崎隆司氏は創業者の意思を継ぎながらも、より良い会社にするために新しい挑戦にも取り組んでいます。顧客に頼られるサービスの提供だけではなく、社員を大事にするという考え方を持つ人物でした。まだまだ成長を続ける株式会社サンセイランディックと松崎隆司氏の活躍に今後も注目していきましょう。

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